奨学金の繰り上げ返済が不要なワケ

お金
奨学金の繰り上げ返済を考えている
奨学金を返済していけるか不安...
奨学金返済の負担を減らしたい!
奨学金返済を早く終わらせたい!


こんな悩みを感じている学生・社会人は多いのではないでしょうか。
私自身、学生の頃は奨学金という名の莫大な借金に不安ばかりが募っていました。社会人になってお金が貯まったら繰り上げ返済をしてしまおうと考えていたのですが、あることを知り、その考えや不安はなくなりました。
今回は、そんな私の不安を消してくれた情報を、私の実例を挙げつつ共有していきます。

奨学金返済の一般的なスケジュール


そもそも、奨学金はどのようなスケジュールで返還していくのでしょうか。
私の実際の返還スケジュールを例に説明していきます。ご自身の詳細な返済スケジュールはスカラネットパーソナルにて確認できますので、そちらをご覧ください。では、私の奨学金返済スケジュールです。

・第一種奨学金(無利子)
 総額 2,592,000円
 月額 10,800円×240回払い

・第二種奨学金(有利子)利率見直し方式
 総額 3,840,000円
 月額 16,006円×240回払い 

こんな感じで、毎月27日に、合わせて26,806円が20年間かけて口座から引き落とされます。
20年も払い続けるくらいなら、さっさと繰り上げ返済してしまいたいと考える方もいらっしゃるでしょう。十分な資金があるのであれば、それも良い選択だと思います。しかし、無理に節約して繰り上げ返済していくのはお勧めしません。その理由を次に説明します。

奨学金の利息は一般的なローンに比べはるかに低い


奨学金は借金でもあるので、利息を取られるのが嫌だと考える方も多いのではないでしょうか。そこで、今後の人生において発生する可能性のある、住宅ローン, 自動車ローン, カードローンの利息と比較してみましょう。

 住宅ローン自動車ローンカードローン奨学金
借入額600万600万600万600万
平均金利年2.475%年4.669%年5.00%~年0.004%
総支払額(240回)7,612,940円9,241,902円9,503,230円6,002,300円
内)支払利息額1,612,940円3,241,902円3,503,230円2,300円
                   ※年利は参考値です。

これを見ると、いかに奨学金の金利が低いのかがよくわかります。奨学金を借りて勉強を頑張ってきた若者の苦労を抑えるため、最低限の金利となっているのです。つまり、貯金をして奨学金の繰り上げ返済に回すのではなく、その他のローン返済を繰り上げて返していくほうがよっぽど効率が良いのです。奨学金のわずかな利息を気にする必要はありません。マイホームや車を買う時の資金、もしくは病気や怪我などの万が一のための貯金として蓄えることをおススメします。

繰り上げ返済ではなく投資に回してみよう

次に、すでにある程度の生活資金(0.5~1年分の生活費)を蓄えている方には、繰り上げ返済ではなく投資を始めることをおススメしています。

皆さん、積立NISAをご存知でしょうか。
積立NISAとは、少額投資非課税制度のことで、投資により得られた収益の課税が免除される制度です。この制度は、日本政府が国民に投資を始めてもらうために作った制度であり、金融庁の審査に合格した金融商品のみが対象となっています。
この制度を利用して、毎月定額を長期間積み立てていくことで、安定して資産を増やしていくことが可能です。アメリカの株価指数に連動したインデックスファンドの中には、15年以上保有することで100%収益が出ているものもあります。もちろん投資なので、元本が減ってしまう可能性もありますが、現金も同じく価値が日々変動しています。資産を守りリスクを分散する意味でも、現金預金だけではなく、投資を始めることをおススメします。

結論


ここまで述べたように、頑張って貯金をして、奨学金の繰り上げ返済を返す必要はありません。その資金があるのであれば、以下のような資産としてうまく活用していきましょう。

他に優先すべきローンのために蓄えておきましょう
積立nisaなどの投資に回して、お金を運用していきましょう
病気や怪我などの、もしもの場合に備えておきましょう


頑張って貯めたお金を奨学金の繰り上げ返済に充てる前に、他の使い道を今一度検討してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございます。
このブログに興味を抱いてくださった方は、ぜひ私のtwitterも覗いてみてください。奨学金や投資、人生設計、本業の営業についてつぶやいてます。以下のTwitterアイコンから入れますので、お時間があるときにお立ち寄りください。

以上、リワでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました